サラリーマンが年収を上げる方法は4つあります。
①転職
②昇進
③副業
④投資
そして、最もコスパがよく再現度が高いのは
①転職✕②昇進の組み合わせです。
会社員はオワコン。副業で自分のビジネスを作るんだー
という意見もわかりますし、私自身も副業にも挑戦しています。
しかし、副業で年収100万円を達成するには死に物狂いで時間と手間を投じる必要がありますが、
会社員としての給与を100万円上げるのは少しコツを掴めば余裕です。
そして、男磨きという観点で言うと
1日の大半を費やす本業で冴えない薄給サラリーマンとして過ごす。
こんなの、シンプルにダサいですよね。
まずは、本業の給料をMAXさせて社会的なポジションを上げる。
副業はその後にチャレンジすれば良いと思います。
本記事では、何歳からでも再現可能な年収を最大化させる方法をお伝えします。
今回お伝えするのはあくまで年収の上げ方です。
「年収が低くてもやりがいある仕事が~」という方におすすめするものではありません。
「業界」✕「職種」✕「役職」を最大化させる
サラリーマンの年収は「業界」✕「職種」✕「役職」でおおよそ決まります。
例えば、
・都市銀行✕営業✕課長=1,000万円
・小売✕接客✕店長=500万円
・メーカー✕経理✕平社員=400万円
みたいな感じです。
もちろん例外はありますが、
ある程度の収入水準は「業界」・「職種」・「役職」で決定される。
「業界」・・・
平均年収が低い「業界」にいれば、業界トップの会社でも優秀な社員でも収入はたかが知れています。
かたや金融・総合商社・マス広告などの商材単価が高い「業界」に所属していれば、
個人の能力に関わらず容易に年収1,000万円超えが可能です。
「職種」・・・
また、「職種」の選択によってキャリアの選択肢が変わります。
当然営業が得意だったりや経理が得意だったり人それぞれの性質がありますので、
得意不得意とキャリアプランを総合的に考える必要があります。
「役職」・・・
そして、もちろん「役職」は上のほうが年収は上がります。
ただ、実力だけでなく社歴や会社の規模によっても昇進のしやすさが変わりますので、
「あえて大企業からベンチャー企業に転職することで役員登用を狙う」
「得意の英語をあえてドメスティック企業で活かして、海外営業部長に昇進」
「あえて転職を先延ばしにして、今の会社で昇進してマネージメント経験を積んでから転職」
という戦略的な動きをすることができます。
年収を上げるために必要なのは、
「業界」・「職種」・「役職」を戦略的に少しつずつ変えていくことです。
一気に業界も職種も大きく変える転職は負担が大きいよ。
年収大幅up転職例
ここでは、私のリアル知り合いを例に出して解説していきます。
<例1>
①ビルメン✕現場✕平社員=300万円
↓
②不動産管理✕管理✕平社員=400万円(業界up)
↓
③不動産管理✕管理✕係長=600万円(役職up)
↓
④不動産ファンド✕運用✕チーフ=700万円(業界up)
↓
⑤不動産ファンド✕運用✕マネージャー=1000万円(役職up)
これは近接する業界の川上に登って、さらに出世を重ねたパターンです。
基本的に近い業界であれば発注元のほうが給料は高いです。
また、現場経験が転職先で強みになるので、スムーズに仕事の内容を高度化することが可能です。
(ホテルの現場スタッフ→ホテル運営会社みたいな転職もこのタイプです。)
<例2>
①銀行✕営業✕平社員=500万円
↓
②銀行✕営業✕主任=700万円(役職up)
↓
③大手IT✕財務✕主任=700万円(業界・業種change)
↓
④ベンチャーIT✕財務✕課長=800万円(役職up)
↓
⑤ベンチャーIT✕財務✕CFO=2000万円(役職up)
銀行で培ったお金周りの知識を活かして成り上がったパターン。
③で業界も業務も一気に変更しているように見えますが、
銀行員時代の知識が活かせるため、そこまでつらくはなかったようです。
また、④で規模が小さい会社に転職していますが、
これはマネージメント経験を積むための意図的に転職をしたとのこと。
結果的には功を奏して、大手企業ではありえない若さでCFOになり、
かなりの高収入を手に入れた事例です。
2手先、3手先から逆算して「業界」✕「職種」✕「役職」を作りあげることが大事。
経験値を上げることを最優先する
理屈はわかったけど、「業界」も「職種」も「役職」も上げられる気がしないんだけど。
という方もいるかと思います。
実際すぐにステップアップ出来るわけではありません。
今現在の仕事でダメ営業マンなのに、
より年収の高い「業界」の営業マンに転職するのは難しいと思います。
では、どうするか?
常に「経験値を上げる」ことにフォーカスして仕事をしてください。
基本的に仕事の能力は仕事の経験でしか上げることができません。
読書や資格は大事ですが、
読書や資格だけで仕事ができるようにはなりません。
(この意味は次項で説明します。)
であれば、あらゆる仕事の機会を引き受けて成長の糧にすべきです。
雑用も異動も赴任もすべてチャンスです。
今までに経験したことのない仕事があれば手を挙げましょう。
新プロジェクト、海外赴任、他部署の手伝い、接待の店探し・・・
すべての経験があなたのスキルになり、転職を助けてくれます。
転職活動の勝敗は転職活動を始める前にほぼ決まっています。
今の仕事で少しでも多くの経験値を獲得してください。
経験値稼ぎだと思うとなんでも楽しくなる
年収を上げる資格の使い方
上の項目で「仕事の能力は仕事の経験でしか上げることができません」と説明しました。
え、資格とっても意味ないの?
そうではありません。
私自身も30歳以降に取った資格が転職と昇進に大いに役立ちました。
でも、一般的に言われる資格取得→給料が上がるという図式は正しくありません。
(資格手当で上がるパターンはありますが微々たるものです。)
正しくは「資格取得→仕事の機会を得る→仕事が出来るようになる→給料が上がる」です。
何度も言いますが資格を取ったくらいで仕事できるようにはならないし、給料も上がりません。
でも!!
上司「あいつ資格取ったみたいだし難しい仕事任せてみようか」
顧客「◎◎さんは国家資格持ってるみたいだから安心かも」
これがめちゃくちゃよく発生します。
要は仕事の機会が増えるし、貰える仕事が高度化するのです。
それが仕事の能力を向上させ、結果的に給料アップになります。
これこそが資格取得の真の価値です。
そう考えると取るべき資格・取るべきではない資格も明確になります。
「その資格を取ることであなたの仕事の機会は増えますか?」の回答がYESなら取る価値があります。
資格の難易度や知名度なんかは何も関係ありません。
あなたの環境であなたの仕事の機会が増えるかどうかが大事なことです。
資格を取るときも「経験値を上げられるかどうか」を基準に考えよう。
まずは現状の棚卸しから
ここまで読んでみて、転職に興味が出てきた方もいるかと思います。
まずは自分の棚卸しから始めてみてください。
自分の経験・スキル・資格を可視化することで
キャリアプラン(「業界」✕「職種」✕「役職」も上げ方)が見えてくると思います。
おすすめは、転職する気がなくても転職サイトに登録してみること。
私自身も今すぐ転職する気はないですが、ビズリーチに登録しています。
そしてプロジェクトが終わるたびに職務経歴書を更新しています。
なぜなら、登録だけでもしておくことで
・自分の市場価値がわかる
・求人が多く、今後のキャリアがイメージできる
・転職したくなった時にすぐ動ける
という効果があるからです。
登録すると企業やエージェントからスカウトメールが届きます。
今の自分がどういう会社のどういうポジションから求められていて、オファー年収の水準がどの程度かを知ることができます。
私も5年前に登録しましたが、職務経歴書を更新したり転職したりするたびに
オファーの内容が変わっているのを感じます。
5年前は年収500万円程度のスカウトメールが大半でしたが、
今では年収1500万円前後のオファーが当たり前になり、
自分のキャリアに需要があることを確認することができます。
転職市場での自分の人材価値を確認できる手段は少ないので、とても助かっています。
実際には、ある程度年収が上がると転職サービスよりも
リファラル(紹介)採用がメインになるのですが、
これから年収を上げていきたいという段階ではビズリーチなどのサービスを活用することをオススメします。
こちらから無料登録ができます。
鉄は熱いうちに打て、ということで。
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