「不動産?危ないんじゃない?」は本当?初心者が知るべきリスクと解決策

不動産投資とは

「不動産投資を始めたいんだ」と配偶者に言ったら「危ないからやめて!」と即ブレーキ。
友達に話しても「リスク高いらしいよ。やめときなよ」と返ってくる。

──こんな“嫁ブロック/友人ブロック”、不動産投資初心者あるあるです。
ネットや本でも「不動産投資は危険だ」「デメリットだらけ」と書かれているのを見て、不安になる人も多いでしょう。

でも本当に、不動産投資はそんなに危ないのでしょうか?


不動産投資が「危ない」と言われる理由

日本では「不動産=怖い」というイメージが根づいています。
それには歴史的な背景があります。

  • バブル崩壊:土地は必ず値上がりすると思われていた神話が崩れ、大損した人が続出。
  • ワンルーム投資の失敗談:強引な販売で割高な物件をつかまされ、損をしたサラリーマンが多数。
  • 地面師事件:派手な詐欺ニュースが「怪しい業界」という印象を強めた。
  • リーマンショック:銀行融資が一気に止まり、多くの投資家が苦しんだ。

こうした出来事が積み重なり、「不動産投資は危ない」「やめといた方がいい」という声が今でも多いのです。


不動産投資のリスク・デメリット

もちろん、不動産投資にはリスクがあります。

  • 空室や家賃下落:入居者が決まらなければ収入ゼロ。家賃相場が下がれば安定収入も減る。
  • 金利上昇:ローン返済が増えてしまう可能性。
  • 修繕や管理コスト:給湯器の交換や外壁工事など、大きな出費がときどき来る。
  • 流動性の低さ:株や投資信託と違い「売りたい」と思ってもすぐには売れない。

バブルやリーマンの経験を知っている人からすれば、これらのリスクは「やっぱり危ない」と感じやすいのも当然です。


他の投資商品と比べてどうか?

では、不動産投資は株や仮想通貨より危ないのでしょうか?

  • 株や仮想通貨:毎日の値動きが激しく、精神的に疲れる。
  • 現金や債券:安心感はあるが、インフレに弱くリターンも小さい。
  • 不動産(特に住宅):価格の変動は比較的ゆるやかで、家賃収入は安定しやすい。インフレにもある程度強い。

つまり、不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの位置づけ。
「超危険」ではなく、むしろ「地に足のついた投資」だと言えます。


本当に怖いのは「投資額の大きさ」

多くの人が不動産を怖いと感じる一番の理由は、投資金額が大きいことです。

  • 例えば資産が1,000万円しかない人が、5,000万円のアパートを買うと、一気に不動産に偏ってしまう。
  • もし同じ5,000万円をトヨタ株に入れたら? 値動きはもっと大きく、不動産以上にリスクが高い。

つまり「不動産投資そのものが危険」なのではなく、一度に大金を動かすことで資産が偏るのが怖いのです。
この混同こそが、嫁ブロックや友人ブロックの正体です。


初心者が失敗しないための解決策

怖さを和らげ、安心して不動産投資を始める方法はいくつかあります。

  1. 資産規模に余裕ができてから現物投資
    → いきなり大きな物件を買わず、資産に見合ったサイズから始める。
  2. REIT(リート)を買ってみる
    → 数万円から始められ、分散効果もあり売却もしやすい。まずは“お試し投資”として最適。
  3. 不動産小口化商品を利用する
    → 100万円単位で現物に近い投資が体験できる。ただし手数料や商品の質は要チェック。

不動産投資特有メリット(レバレッジ・節税効果など)をフルに享受できるのは現物投資です。
ですが「偏りリスクが不安」という段階では、REITや小口化商品から入るのも立派な選択肢です。


まとめ

不動産投資が「危ない」と言われるのは、歴史的な失敗談と、投資額の大きさによる資産配分の偏りが原因です。
本当のリスクを正しく理解し、段階を踏めば、不動産投資は安定収入とインフレに強い資産を手に入れられる魅力的な方法です。

「やめときなよ」という声は、敵ではなく安全装置。
正しく学んで進めれば、不動産投資はあなたの味方になります。


もし「自分の場合はどう考えるべき?」と思ったら、お問い合わせフォームからご相談ください。資産や目的に合わせて、安全な始め方を一緒に考えます。

では、またひみつ基地で!

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