不動産売却にはどのくらい時間がかかる?

不動産売却のひみつ

「不動産を売りたい」と思ったとき、すぐに現金化できると思っていませんか?
実際には、売却の流れにはいくつものステップがあり、現金化までには数ヶ月かかります。

特にアパートや投資用区分マンションなどの収益不動産は、自宅マンションよりも売却に時間がかかるケースが多いです。
この記事では、不動産売却の流れと期間を初心者にもわかりやすく解説し、さらに早く売りたい場合の選択肢も紹介します。

ちなみに売り時に悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてください。


不動産売却の流れと目安期間

① 査定依頼(1〜2週間)

最初にするのは「いくらで売れるのか」を知ること。
不動産会社に査定を依頼すると、周辺の取引事例や収益性をもとに売却価格を提示してくれます。

  • 区分マンションなら机上査定で数日〜1週間程度
  • アパートなどの一棟なら現地確認や市場調査で1〜2週間かかる

👉 複数社に依頼し、査定結果を比較するのがおすすめです。


② 媒介契約(1週間程度)

売却を依頼する不動産会社を決め、契約を結びます。

  • 専属専任・専任媒介:1社に任せる代わりに営業力を集中してもらえる
  • 一般媒介:複数社に依頼でき、幅広い営業網に期待できる

契約自体はすぐに結べますが、「どの形態を選ぶか」検討する時間も含めて1週間程度が目安です。

こちらの記事で詳しく解説しています。


③ 販売活動(3〜6ヶ月)

ここが一番時間を要するステップです。

  • 不動産ポータルサイトへの掲載
  • 営業担当による顧客紹介
  • 広告・チラシ

などを通じて買主を探します。

  • 適正価格なら3ヶ月〜6ヶ月程度で決まることが多い
  • 強気の価格設定だと半年以上かかることも珍しくない

👉 「売却活動=時間がかかる」ことを前提にスケジュールを立てることが大切です。

良い値段で売るためのコツをこちらで紹介しています。


④ 売買契約(1〜2週間)

買主と条件がまとまれば、契約へ進みます。

  • 重要事項説明を受け、売買契約書に署名・捺印
  • 手付金を受け取り、契約が成立

この段階は比較的スムーズに進み、1〜2週間で完了することが多いです。


⑤ 決済・引渡し(1〜2ヶ月)

契約後は残代金を受け取り、物件を引き渡します。

  • ローン残債がある場合は抵当権の抹消手続きが必要
  • 引越しや現況確認の調整を行うこともある

👉 契約から決済までは平均1〜2ヶ月です。

売買契約書についてはこちらの記事で解説をしています。


不動産売却にかかる全体の期間

全体をまとめると、以下が目安です。

  • 早ければ3ヶ月前後
  • 平均で6ヶ月程度
  • 条件次第では1年以上かかることもある

つまり「売ろう」と思ってすぐに現金化できるわけではなく、半年ほどは見ておいた方が安心です。


売却を早めたいときの方法

1. 価格を下げる

シンプルですが一番効果的。
相場より少し低めに設定すると、買主の反応が早くなります。

2. 不動産会社に買い取ってもらう

仲介より安くなりますが、数週間〜1ヶ月程度で現金化できるのが大きなメリット。
「急いで現金化したい」「確実に利益確定させたい」という場合に有効です。


まとめ

  • 不動産売却の流れは「査定 → 媒介契約 → 販売活動 → 契約 → 決済・引渡し」
  • 売却期間は平均で6ヶ月。長ければ1年以上かかることもある
  • 早く売りたい場合は「価格を下げる」か「不動産会社の買取」を選ぶ

不動産売却は思った以上に時間がかかります。
だからこそ「出口戦略」を事前に考えて、投資全体の計画に組み込むことが大切です。


ご相談はこちらから

「できるだけ高く売りたい」「早く売却して次の投資に進みたい」など、ご状況に合わせた戦略をご提案します。


では、またひみつ基地で!

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